- もぐさとは
- もぐさは、ヨモギの葉から作られます。もぐさを皮膚の上で燃やすことで、温熱刺激を与えることで古来より疾病の治療に用いられています。成分は、ヨモギの葉の裏にある毛茸と腺毛からなる。成分として精油のチネオールが含まれ、燃焼時のもぐさ独特の香りはチネオールによって香ります。
産地は、滋賀県伊吹山などが有名ですが、現在では、新潟産が占めているようです。
- よもぎ
- 多年草、キク科、ヨモギ属
山野に自生し、春になると芽を出し、秋には白い花を咲かせます。
ヨモギという名称は、「よく燃える草」という意味であるとの説もあり、大昔は火種をおこすのに使ったとも言われます。
- 採取
- 7月から8月にかけてよもぎを採取する。
- よもぎを天日干しする(2~3日)
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- その後も、2~3週間位、よく乾燥させる
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- もぐさの作りの必要な道具
- 乾燥したよもぎ、すり鉢、すりこぎ、ふるい
- よもぎをちぎって、細かくする。この時、茎なども取り除いておく。
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- 次に揉み込むようにしてさらにお団子状に丸める。
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- 適当な大きさのものを、すり鉢で擂る。
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- ふるいにかけて、雑物を取り除く。
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- 何回もすり鉢ですり、ふるいにかけることを繰り返す。
- 繊維状のものが出来てきます。雑物が少ないほうが質の良いもぐさになります。
- おまけ
- 四国・香川名物「お灸まん」