- 受胎について
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女性は12才~15才から月経が始まり受胎することが可能になります。 胎児の形成には受胎することが出来る精液と経血が必要である。
(チベット医学では卵という概念ではなく経血をその機能として考えているようです) - 胎児の形成
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父の精から骨、脳、髄が生じ、母の経血から肉、血、五臓六腑が生ずる。胎児の霊魂から五官の感覚が生じる。五行の中の水から血・味覚・体内の液体が生じる。火から体温・皮膚の色・視覚が生じる。風から呼吸・触覚が生じる。天から孔竅・聴覚が生ずる。 胎児の栄養は、母体の臍、子宮、左右の脈を通じ送られる。 - 胎児の発育
- 出産
- 出産には出産経験のある女性が立会い、臍の緒を切ってもらい新生児を取り上げます。
産後は、人が付き添って面倒をみてもらい休養と栄養が必要となります。
チベット医学(四部医典)タンカ5
- 参考文献
- 四部医典系列挂図全集 西蔵人民衛生出版社
癒しの医療チベット医学 タムディン・シザー・ブラッドリー著 訳 井村浩次 山元謙一 ビイング・ネット・プレス
チベット医学 イェシェー・ドゥンデン著 訳 三浦順子 地湧社
初歩のチベット医学 ドゥルカア・カンガァール 訳 竹内哲士